ファンシーラットの情報収集
国内でファンシーラットを飼うにあたって、情報はどのように収集しますか?
Googleで"ファンシーラット 飼育"と検索してトップヒットする某サイトに目を通してみますと、1~2割程度の内容は誤った認識で執筆されています。それどころか検索結果上位5つのサイトすべてに間違がった情報が掲載されていました。致命的な間違いも少なくありません。
自分が間違っている可能性もゼロではないのですが、2020年12月現在このような悲惨な状況はファンシーラットをペットとして飼育する者として好ましく感じていません。
そこで、今回は私が利用しているファンシーラットの情報収集のソースをご紹介させて頂きます。
国内情報
ファンシーラットの情報収集について結論から申し上げますと、国内情報に比べて海外情報のほうが量・質ともに優れています。無理に言語の壁を超えたくない方は、以下の国内サイトやSNSや書籍を参考にすると、基本的な情報を得ることができます。(オススメ順)
- Wikipedia - ファンシーラット
- Twitter - #ファンシーラット(最新)
- Instagram #ファンシーラット
- 書籍 著:大野瑞絵「ザ・ネズミ」(絶版)→「ネズミ完全飼育」2021年3月刊行予定
海外情報
個人的には英語圏で人気Webサービスredditのコミュニティ「Pet Rats」(ユーザー数13万人超)の投稿をメインに情報収集しています。TwitterやInstagramも量・質ともに国内と比べてはるかに優れていますのでオススメです。基本としてAFRMA(全米ファンシーラット・マウス協会)のFancy Rat Standards項や、ペットラット協会のパイオニアNational Fancy Rat Society(NFRS - 英国ナショナルファンシーラット協会)のサイトにも目を通してみる事をオススメいたします。(英語が苦手な方はスマホアプリChromeの自動翻訳機能などを活用してご覧ください)(オススメ順)
- reddit - Pet Rats
- Instagram - #ratsofinstagram
- Twitter - #ratsoftwitter
- AFRMA - Fancy Rat Standards
- NFRS - National Fancy Rat Society
補足
ほかにも国内外のYouTubeのコンテンツや国内外のブリーダーが運営しているサイトなどを、いくつか個人的にチェックしています。
国内のウェブ情報は問題点が多いので冒頭にあおりとして言及しましたが、国内で有名なブリーダーであるSHIPPOBANKさんなども間違った情報を次々と数多く発信しています。お店で販売する個体情報もよく間違っていますし、商売っ気が旺盛なのか劣化した情報の冗長性が酷いので私はなるべく見ないようにしています。店主はAFRMAの認定ブリーダーと公言されていますが、私は現在のAFRMAにも問題があると考えています。
AFRMAの問題点は情報更新と写真品質です。公式サイトは2011年以降ほとんど更新されていません。公式サイトで情報の補足や引用先としてFacebookを活用されています。特に重要な情報があるわけでもなく、更新も数ヶ月にあるかないかでユーザーの反応もかなり過疎状態となっています。比較対象としましてredditはほぼ毎日1000以上いいねがつく記事が投稿されています。Facebookはセキュリティや運用に問題があるため更に過疎が進む見込みです。SNS時代以降は世の中が大きく変わった事もありますが、歴史があって主導権を握っていた団体も、時代にあった運営ができていないため知的財産やネットワークを活かせていないのが現状です。各国のブリーダーも独自のネットワークで情報共有しているようです。
写真については、2010年以降モバイル端末や撮影機材のイノベーションにより、エンドユーザーが撮影する写真や動画の画質が革新的に底上げされました。そのため以前の写真はディティールが粗く、色や毛質の判断で致命的な情報量の差があります。特にAFMRAに掲載されているレッキス、ブリッスル、サテンのひげの比較写真などは、何十回確認しても私には違いの特徴がまったくわかりませんでした。
このような状況ですので私なりに約2年かけて情報収集した結果、上記にまとめたサイトが、ファンシーラットの最新かつ詳細な情報を得れる情報サイトであることがわかりました。今回ご紹介できなかった海外のブリーダーが運営する素晴らしいサイトもございますので、また別の機会にご紹介できたらと思います。
今後、他に良い情報サイトを見つけたらこの記事に追記いたします。